破天荒な愛の星(勝新太郎さん)

勝新太郎さん(俳優)

25 36 8 午未 調舒星 天堂星
司禄星 禄存星 石門星
天報星 石門星 天馳星

※生年中殺

今日の誕生日シリーズ11月29日はもうひとり。昭和の名俳優といえばこの人です。代表作「座頭市」をはじめ、様々な破天荒な生き様および言動で伝説を作った人です。妻は今も活躍されている中村玉緒さん。相当濃厚な人生を送られた役者人生を辿ってみましょう。

勝さんをイメージしたとき、思い浮かんだ星は「禄存星」や「石門星」でした。愛情奉仕と自己顕示欲、情の深さと人間関係、多くのファン。まさにその2つの星を持っていて、人間臭い宿命でした。

戊子は異常干支で生まれつきの強運の持ち主です。ジリ貧の家計を見事に再建して盛り立てる運があります。激しい感情があり、周りからは理解され難いところがあります。自力で成功を収める宿命。独立心、意思が強い力強い干支です。己亥も異常干支。やはり才能のある人は異常干支を重ねて持っています。こちらは肉体に霊感が宿る番号です。役者として役に「憑依」するには最適な才能になるでしょう。

エネルギーのバランスは極端に偏っておらず、一通り器用にこなせる人です。しかし戊子は根が頑固。勝さんも完璧主義だったといいます。12億の借金で倒産してしまったのも、予算より「完璧」を目指してしまったゆえだといいます。やはり中年期に天馳星がきているのでエネルギーダウンは否めないでしょう。精神の星が来ているときに、欲を出して、現実に向かうと裏目に出ます。

石門星+禄存星の組み合わせの役割は人間関係の和をつくること。実際勝さんは何度もスキャンダルでマスコミを賑わせ、悪名も高かったのですが、持ち前のユニークなサービス精神と人間臭さ、スケール感で報道陣をもファンにさせてしまう、不思議な魅力がありました。不思議と、スキャンダラスな事件を、うまくかわしてしまい笑いをもとり「和」をつくるあたり、この星の連結をうまく活かしているな、と思います。

調舒星もあり、どこか孤独感ももち、寂しがり屋な一面もあったのでしょう。スキャンダルになったとしても、注目されたい、かまってもらいたい、という女々しい部分がありました。

中殺された調舒星は神経過敏さが激しくなり、内部葛藤を起こします。宿命に「害」も持っているので、みかけによらず繊細な面もあったでしょう。傷つきやすい人でもあったのだと感じます。感性が鋭く、映画を撮る上では才能になります。が、人と衝突も多く、難しい面が出ます。実際黒澤明監督ともうまくいかず、映画の話がキャンセルになったこともありました。そこは調舒星中殺の気難しさが物語っているかな?と思います。そして石門星も中殺され、様々な人間関係を引き寄せていきます。いいも悪いも、です。しかしうまく選定できない。どんな人でも入ってきてしまうので、気づいたら悪い人から大麻をもらって(買って?)しまった、という展開になったのかもしれません。こちらも人間関係要注意の中殺です。

天堂星中殺は激しい行動力となり、全く落ち着きません。非常にパワフルな若年期を送ってこられたでしょう。

デビューは1954年天中殺年。最初の数年はまったくうまくいかなかったといいます。1960年、天中殺と節運を抜けたあたりから活躍されました。1961年の結婚は大運家庭「半会」、年運家庭「合」で結婚追い風絶好調のとき。タイミングは良かったと思います。

1967年勝プロダクションを設立、自ら映画製作に乗り出すのですが、これがタイミング的には悪い時。年運天中殺プラス節運でもっとも避けたいときだったのです。その間様々な作品を世に出し名を轟かせていく中で、1981年、12億の借金で倒産してしまいます。この時、勝さんのエネルギーは急落していました。

俳優の気迫的な顔と、たまに見る素の人情味あふれた顔が非常に魅力的だった勝さん。肉親思いだったことも有名で、家族が亡くなった時は涙を流しながら遺骨を口に含んだといいます。人一倍、「愛されたい」勝さんは、人一倍「愛した」人だったのでしょう。それは、家族であり、ファンであり、芝居であり、映画であり、豪遊であり、、、、それがすべての勝ワールドの礎だったのでしょう。

今でも天国で芝居のことをタバコを加えて考えていそうです。「愛を感じたい」気持ちを誰よりも持っている方だと実感しました。そして最後まで、サービスを忘れない。常にどんな場所であれ、この世界は、勝新太郎としての舞台であり、誇り高い場。裁判所でも勝さんのペースを崩さなかったといいます。

勝さんの「禄存星」は本当に分厚く、類まれな輝きを今でも放っています。