霊力をもつ表現者の星(寺山修司さん)

寺山修司さん(歌人、劇作家ほか)

57 25 12 子丑 司禄星 天胡星
龍高星 調舒星 禄存星
天禄星 龍高星 天極星

※生月中殺

今日の誕生日鑑定は演劇実験室「天井桟敷」主宰はもとより、歌人で、あり、俳人、詩人、演出家、映画監督、小説家、作詞家、脚本家、随筆家、評論家、俳優、写真家などとしても活動、膨大な量の文芸作品を発表した非常に多彩な方、寺山修司さんです。

その表現の「るつぼ」という名の宿命に入っていきましょう。

庚申は「強い運勢、前進力が強く攻撃的性格の持ち主。土壇場になっても、後に引かない強さがあります。自分の世界を確立すればするほど運が開けていくタイプ。教養のあるなしによって運が変わります」ハイパワーの刀で、強く、自己納得の世界を作ります。好奇心も強く、やりたいことを追求していきます。

戊子も何度か出てきていますが、「強運」で、異常干支。自力で成功を収める宿命です。才能としては、語学、技芸、霊感です。乙亥も、異常干支ではないものの、霊感をもつ干支です。直感力を本能的に持っている人でしょう。

表現の多彩さは、異様な鳳閣星と調舒星の数値に出ています。両方合わせて54%。半分以上を表現能力が占めています。特に鳳閣星は強く、物事を間接的に正しく伝える能力に長けた方です。ここまでの多彩な活動ぶりは星の消化であったのでしょう。その才能にストイックな完全主義+夢見がちな美の追求の芸術星「天胡星」と直感力、霊力と感性の良い「天極星」を持ち、職人的技術をもつ「天禄星」も加わりますから鬼に金棒でしょう。


宿命中殺もあり、簡単な人生ではありません。中殺される調舒星は神経過敏さが強まり、自分だけの世界への逃避が顕著になります。中殺された龍高星は常識を逸脱した発想で、激しい行動力となり、破壊と構築を繰り返します。非常に変わった発想をする人となります。調舒星と龍高星の連結は葛藤を生み、それが向上へのエネルギーに変わります。完璧を目指し、表現に立ち向かうことができます。そして天極星も中殺され、霊感力、直感力は激しくなり、誰も感じ得ないものを感じることができるでしょう。表現者としては、素晴らしい能力になります。そして宿命「害」をもち、こちらも神経過敏になりやすく、精神的にもノイローゼになりやすい点が多いです。その不安定さを表現に変えてこられたのでしょう。

そして特徴は自分を規制する星を持たないことです。やりたくないことは、無理をしてでもやりません。やりたいことを淡々と極める人です。束縛や、規制の多い世界では息が詰まります。自由であることは非常に大事です。才能で生きないと、ダメになってしまいます。

そしてもう一つ、宿命干合があります。この干合で下記の人物に変身します。

57 25 48 子丑 石門星 天胡星
龍高星 調舒星 禄存星
天禄星 龍高星 天極星

※生月中殺

「庚」は変化しませんので、乙亥が辛亥にかわります。「辛亥」は霊感系の異常干支です。自分自身は変わりませんが、才能がプラスです。

ここでの変化は司禄星が消え、無かった石門星が現れます。仲間をもつという意味もありますし、俳優としての自分(第2の自我)で自我拡大です。ここでの解釈では俳優もされていたことでもありますし、石門星を使って「新たな人格=自我」を形成するという意味の変化にします。

元々の宿命も才能に溢れ多彩な表現者として申し分ないのですが、俳優としての自分も宿命に欲しかったのでしょう。

18歳で第2回短歌研究50首詠(後の短歌研究新人賞)受賞し、それからたくさんの活動で活躍します。有名な劇団「天井桟敷」は1967年結成。1966年から仕事は「害」でしたが受身でこなしたり、役に入ったり、何かを習得するにはいいときで、芸術的には感性も強まります。しかし「害」は「害」なので、病む要因は多いです。1967年は仕事「半会」でその中でも盛り上がりやすい時でした。

1983年、敗血症により47歳という若さでこの世を去りました。この時は、自分のエネルギーが急降下していて、出力(表現)のエネルギーが急上昇していて、気の変化で危険なときでした。

人生全体を見ても、圧倒的に表現と、自分が大きく動けるようになっていました。亡くなるまでも、たくさんの著書、作品を世に残されました。宿命から、「自分から、何かわきあがるものを世に出したい!放出したい!」という叫びが深く聞こえてきます。

今日も天国で、彼は何か面白い作品を練っているのでしょう。