表現のために尽くす星(フジ子ヘミングさん)

フジ子ヘミングさん(ピアニスト)

37 48 9 辰巳 鳳閣星 天禄星
調舒星 鳳閣星 貫索星
天極星 石門星 天胡星

今日の誕生日鑑定12月5日は世界的ピアニスト、フジ子・へミングさんです。数日前は藤子・F・不二雄さんでしたね。ふじこが続きます・・・。※前回の鑑定に加筆しています。

父親はロシア系スウェーデン人、母親は日本人のハーフで、日本とヨーロッパで活動するピアニスト、フジ子・ヘミングさん。小学校3年生の時、ラジオ出演で天才少女と話題になり、高校在学中の17歳でプロデビューを果たしています。多数の賞を受賞し、留学するつもりだったのですが、無国籍ということが発覚します。
その後難民認定を受け、ベルリン音楽大学に留学。留学中は大変な貧しさで、苦悩の日々を過ごされました。当時、両耳の聴力を失うという困難が立ちはだかり、演奏家としてのキャリアを一時中断せざるを得ない状況になりました。現在は左耳は40%回復しているようです。愛犬家、愛猫家でも有名で、趣味は絵画、裁縫、読書、水泳などで、バレエや映画の鑑賞もたしなむという多彩ぶりです。

まずこの宿命を見れば、どんな占い師でも「芸術家」か「役者」、「精神世界」につながる仕事をする人であると感じるはずです。そのぐらい、わかりやすい。ひとつの道へ濃度濃く宿命が決まっているように見えます。

庚子は異常干支。技芸に優れます。心配性で取り越し苦労が多く、生活もどこか落ち着きません。想像力は現実離れし目先のことをないがしろにしやすい。精神的不安定さを日常的に抱えている干支です。辛亥も鋭い感受性があり、霊感系の異常干支です。

表現の星である鳳閣星2つと調舒星1つを持ち、まさに芸術家、表現者としての才能を活かしやすい宿命です。自分自身が表現力の塊のような、何かを表現せずにはいられない星の感じです。

才能系異常干支も2つ持たれており、センスや技能を生かした世界では強みになります。感性の鋭い調舒星に、音楽的才能を持つロマンの天胡星、直感力や受容力の天極星もまた、芸術的であり精神的な星です。ピアニストとしては申し分ない星の持ち主です。むしろ、芸術の世界でないと非常に息が詰まる世界です。ほかの選択肢では、辛すぎます。

そして精神と芸術の星だけでは、苦難の多い世の中を生きていくには試練が多すぎます。それをカバーする身強の星、天禄星(職人の星でもあり、ピアノの技術面における能力はこの星で光ります)や貫索星(守りの自我)を持ち、アグレッシブに現実を切り開く辰巳天中殺ですから、なんとか現実的な問題も乗り越えられてきたのでしょう。

そしてこの宿命の特徴は、やりたいこと、才能を存分に活かすことを第一に考え、自分を規制、束縛する組織や安定した家庭を望まなかったところにあります。庚子も辛亥も、女性は家庭運に恵まれにくい傾向にあります。事実、フジ子さん結婚されておらず、猫と暮らしているようです。そして五行の構成の中殆どが、自我と表現力であること。自分と、そして表現。そのシンプルさがフジ子さんを形成しているようです。自我の強さが、ピアノを続けてこられた、貫けた要因ではないでしょうか。これだ!というものを持たれている人です。

もちろん芸術的才能を受けた代わりに、精神不安定や神経過敏、家庭不和などマイナス点もあります。その葛藤をまた芸術に還元するという宿命です。苦しみ、葛藤があるから、表現が生まれます。そしてそれがたくさんの人の心の琴線に伝わり、芸術家としての道が続いていくのだと思います。

すべてをピアノに繋げるような宿命。フジ子さんの音楽に救われた人は無数にいらっしゃることでしょう。