苦難を乗り越え歌う星(パティ・スミスさん)

パティ・スミスさん(ミュージシャン、芸術家)

15 37 23 申酉 龍高星 天庫星
車騎星 司禄星 貫索星
天貴星 鳳閣星 天報星

今日の誕生日鑑定12/30はパティスミスさんです。2007年に、ロックの殿堂入りを果たしたアメリカのミュージシャンであり、詩人でもあります。クイーン・オブ・パンク(パンクの女王)もしくはゴッドマザー・オブ・パンク(パンクの代母)と称されることもあるパティスミスさんの宿命に迫ります。

パンクの女王だけあって、どれだけそのパンク魂が星に出ているかと思いましたが、宿命からは、不思議とロックやパンクなイメージは浮かんできません。むしろどちらかというと地味で、忍耐強く、バランスに長けた人物に見えるのですが・・・・。何がパティさんを奮い立たせているのでしょうか。

戊寅は「長の器」素直で陰日向なく人に接し、人情家でもあるので周囲の人に好かれ、集団の長になれます。話し上手の聞き上手で、大器晩成。常に可能性を秘めた晩成型なので、立場を得なくてもあせることはありません。政治家・事業家の器も持っています。

自分の信じたものを価値とし、筋の通った人格の人です。忍耐力のある自我を持ち、現実的で仕事のできる人。そして信頼できるリーダー的スケールも身につけています。

ロックとかパンクとかいうと、少しハチャメチャで、破天荒なイメージがあるのですが、パティさんは非常に優等生といった感じです。人柄もよく、たくさんの人から愛され、信頼される器のある人です。

本性として周りの人のために生きる役割があります。自分のための歌ではなく、誰かに捧げる歌です。

最初は詩を書いたり、演劇に出演したりするなどの芸術活動を行っておられました。伝達の星である鳳閣星が大事なところにあって、表現活動は大事です。この鳳閣星は人を育てる才覚があり、また司禄星も家庭の星、「戊」も土性のため、育てることに愛着があります。パティさんにはお子さんもいて育児のため8年音楽活動を休止されています。女性のミュージシャンや女優さんは子育てをしながら仕事も両立される人も多いのですが、パティさんは子育て、家庭に集中されたようです。まさに宿命通りです。

育てたいという気持ちが非常に強い方で、育てるために、生み出す。という意味があるのかもしれません。それは、ただ作るのではなく、いろんな聞き手に届けることで、聞き手がその音楽なり作品を温めてくれる。それが、パティさんにとって、表現を育むことなんだと思います。

芸術的な組み合わせとしては、龍高星と鳳閣星です。この連結は激しい葛藤があり、神経がピリピリとして落ち着きません、しかしこの葛藤がエネルギーになり、表現力になります。芸術家が多数持っている連結です。庚子も異常干支で、精神的に不安定な番号で、霊感も持ちます。中年期のエネルギーは天報星で、かなり変化に富んだ不安定な時期だったとも言えます。表現活動を自由にするにはいい時期だったのではないかと思います。

パティさんは全体的にも非常に人徳のある方のように思います。丙戌は異常干支ですが、協調性があり、人間関係に強く、人の中にあって才能が光る干支です。これが仕事場に来ていますから、人間関係が非常に大事になってきます。

しかし、パティさんのバッググラウンドには想像できないような世界がありました。学生時代、美術学校の卒業を間近に控えた頃、彼女は子供の父親もわからないような妊娠をしてしまいます。 当時(1964年)のアメリカでは妊娠中絶は違法とされていたので、彼女は大学を辞め出産をします。さらに彼女は自身の経済状況から、その子供を養子に出すこととなってしまいました。この選択は彼女にとって、長い間大きな重荷となっていったようです。学校と子供、それに未来への希望も失ってしまった彼女は、工場で働きながら悲しく退屈な日々を過ごすこととなります。
そんな生活を続ける中、「もうこれ以上失うものなどない」と悟った彼女は、新たな出発の決意をします。
そして1967年の夏、彼女は8歳の頃から育ったニュージャージーの片田舎を後にして単身ニューヨークへと旅立ちました。若干21歳の時です。天中殺を控えた危ない運気の時でした。彼女はニューヨークに着いて間もない頃、ウェイトレスや書店員などの職を転々とし、ある時はホームレス同様の極貧生活をしていたといいます。

この宿命(子供を育てることが大事な宿命)で、10代という若さで生んだ赤ちゃんを養子にだし、手放したことは、完全に宿命違反であり、その分の苦しみが彼女を襲いかかったでしょう。全てを失ったという感覚はまさにそうだったのでしょう。宿命は自分らしい流れで生きていれば喜ぶし、逆のことをすれば自分が傷つきます。本当に辛い経験だったことでしょう。

まず、この苦しみが根底にあって、芸術が生まれ、パティさんの才能でもある人柄が加わって、多くの人に影響を与える表現者になられたのだと思います。

結婚は1980年。34歳の時。大運天中殺中の天中殺年にしています。心が「大半会」だったのもあり、大きく気持ちが膨らんだのでしょう。しかし彼女が新たな子供を授かったその時、夫がエイズに感染したことを知らされてしまいます。そして時は流れ…1989年、夫は42歳という若さでこの世を去ってしまいます。最愛の人の早すぎる死という悲しみもパティさんに降りかかりました。

この時は長い大運天中殺が終わる5年に差し掛かっている時です。運勢の清算期とも言われ、何かが起きやすいリスクもありました。それにしても、夫の死は直面できない苦しみだったでしょう。

それでも、夫の死を乗り越えて、たくさんの作品を世に贈り、カリスマ的な存在感で2007年に「ロックの殿堂入り」を果たし、2011年には音楽界のノーベル賞とも言われる「ポーラー音楽賞」を受賞されました。彼女は今も、現役アーティストとしてステージに立ち続けています。

現在大運は結果「害」があり、健康面では注意していただきたい時です。そして来年から2年の天中殺。これも注意喚起です。これを超えれば、2023年からまた新しい大運の人生になります。ここからもパティさんの人生が前向きに動いていく運勢になります。

年を重ねても、変わらない美しい生き方と感性で、いつまでも心に残る歌を届けていただきたいです。