心に綺麗な花を咲かせる星(草野マサムネさん)

 草野マサムネさん(ミュージシャン)

56 49 44 子丑 龍高星 天南星
貫索星 禄存星 貫索星
天南星 司禄星 天馳星

※生月中殺

今日の誕生日鑑定はスピッツの草野マサムネさんです。透明感のある声と、切ないメロディーで深く愛されているバンド・スピッツのギターヴォーカルをされています。ほとんどの曲の作詞作曲も手がけられます。スピッツ無くして日本のロックミュージック界は成り立たなかったことでしょう、

東日本大震災では、ショックのあまり急性ストレス障害を患われました。繊細で強い感受性を持たれた方だけに、苦しまれたのではないかと思います。さあ、マサムネさんの心の扉、すこし覗いてみましょう。

感受性が強く、デリケート、透明感があって、儚く、夢のような世界、誰も創れないそんな世界をつくりだす純粋さ、音楽への愛・・・しかし根底には頑ななロックスピリットがあって、尖った心も持っている・・・個人的にはそんなイメージの草野さんなのですが、確かに、神経過敏そうな宿命ではあります。

生月中殺と宿命に「害」が2つ。これだけで、かなりデリケートになるでしょう。傷つきやすく、傷ついたものへの感情移入ができ、人の痛みに敏感になります。常に心に美しいものが必要で、綺麗な花を咲かせている必要があります。リアルな苦しい現実を受け入れにくい宿命です。

感受性や感性と聞くと、調舒星の役割のような気がしますが、面白いことに草野さんは表現の星、調舒星も鳳閣星も持っていません。見るからに調舒星のような人に感じるのですが、自分の個人感情は外に出さず、人に依存しない自己完結型です。ほとんどのアーティストが溢れるほど持っているその表現の星がない、そこが草野さんの個性です。表現の星がない人が、どういう思いで曲を作り、歌い、届けるのか?非常に興味深いです。(鳳・調の星がない音楽家は意外にいます。個人感情が出ない分、さらりと綺麗に客観的に表現できる人になります、いわば、違う自分になりきったり、役割意識で歌うような感じです)

そして、個人感情が出ない人というのは感情的でない人です。さらりと淡々とした雰囲気で、淀みがありません。草野さんの歌も、激しい感情の吐露はありません。客観的に綺麗に表現する。そこがこの人の個性であり特徴だと思います。のめり込まない感じ・・・距離がある感じなんですよね。重くない。そのきれいな感じと、心の琴線をくすぐるメロディーと理想的な世界観がスピッツの魅力なんだと思います。草野さんがさらりと歌っている分、その隙間にリスナーは自分自身の感情を入れることができる・・・ここも、スピッツならではの魅力でしょう。(ここはあくまで主観なので、人それぞれ感じることは違うと思いますが・・・)

草野さんには違う自分になりきる石門星もありません。星のバランスだけを見ると、あまり表現者らしくない構造です。敏感な心が芸術を生むといった感じです。ロックな部分は大いにある人です。批判精神と、尖った気持ちで前に進む天南星が2つと、改革変化の龍高星、闘争の車騎星に、頑固な強い貫索星。守りは固く、自我も強く意思があります。

運勢を見てみると、大運初句の4歳から20年、鳳閣星と調舒星が回っていました。本人が宿命に持っていない星も、大運のテーマとなることにより、表現に気持ちが向かうことになります。早い時期から表現へ目覚められたのは、運勢要因でしょう。

そして今まで、ミュージシャンの干合変化で、歌のイメージぴったりの人に変化するマジックがありました。草野さんにも宿命干合があります。ここで、表現者らしい星があらわれるのでしょうか。

56 1 32 子丑 車騎星 天南星
貫索星 禄存星 貫索星
天南星 牽牛星 天馳星

  ※生月中殺

変化すると上図になります。変化しても、表現の星は現れません。どうも、人に依存したくない人のようです。個人感情も出したくない人のようです。草野さんが本当は何を考えているのか、ほかの人にはわかりません。この変化では、闘争本能が開花します。よりロックな尖った自分になることができます。純粋に役割意識で仕事ができる人。人のために戦える勇気がある人になる変化です。しかし変化はまだ続きます。2回目の変化は下図です。

56 25 32 子丑 車騎星 天南星
貫索星 禄存星 貫索星
天南星 石門星 天馳星

 ※生月中殺

2回目の変化でも表現の星は出てきませんでした。完全、自己完結型の方のようです。ここでやっと石門星(仲間・変身自我)が現れて違う自分を表現することができます。頑固な自分というのは、変化しても変わりません。

己未は、内面に強いものがあり、自分の意にそぐわないことでも我慢がきく人。しかし不満が爆発した時には相手が降参するまで攻撃します。忍耐強く、地味なイメージ。幼少期には堅実で平穏な人生を歩みますが、突然一大変化を経験します。周りの人を自分の世界に引き入れるような才覚もあります。独自の思考法による創造力もあり、すぐれた直感力も持ちます。自分の感情は出さない人ですが、この才能と、「害」の感性、生月中殺という葛藤が曲の血肉になっているのだと思います。

中殺される禄存星は、愛情中殺。若い時は恋愛で相手を間違えやすいです。草野さんはまだ独身のようですが、それは自己完結型で依存しない性格と、この禄存星中殺ゆえでしょうか。司禄星中殺は、壊しては作り、壊しては作り、を繰り返し、新しい世界を切り開きたい改革の本性があります。そして天馳星中殺。この中年期の天南星からのエネルギーダウンは、中々操作が難しいでしょう。精神世界・芸術などの道が生きやすい道です。草野さんはお見事に音楽という道で生きていかれました。しかしこの天馳星中殺は、自由に動き回り忙しくなるほど自分が極端に消耗して病むこともあります。コントロールが非常に難しくなります。

東日本大震災の発生は2011年でした。この時草野さんの大運が変わったばかりの節運で、ただでさえ、変化でストレスが増える時です。しかも、ここからの10年間、心「害」の運勢で、宿命害とも合わせて、3つの害。これは苦しいものでしょう。宿命中殺の過敏さもあって、病気にもかかりやすい時でした。

現在は音源も出され、活動されています。2021年からの大運は、仕事で散法もなく、晩年は若いエネルギッシュな「天南星」を持たれていますから、活き活きと元気な姿を見せてもらえるでしょう。今後の草野さんの活躍も期待しています。