動物を愛する星(古賀 忠道さん)

古賀忠道さん(獣医師、上野動物園初代園長)

3 60 40 戌亥 牽牛星 天恍星
龍高星 車騎星 玉堂星
天貴星 牽牛星 天馳星

※生月中殺 大半会

今日の誕生日12月4日は古賀忠道さんです。上野動物園の初代園長であり動物園界では巨匠の方のようです。獣医さんの宿命が気になって取り上げました。宿命を拝見しましょう。

お医者さんは「人の命を助ける」仕事です。人のために生きる仕事です。獣医さんは「動物の命を助ける」仕事です。動物のために生きる仕事です。どちらも「自分」より「誰か」のことを考え、想い生きる人生です。

古賀さんはやはり人、動物のために生きることが当たり前のようにできる宿命でした。戌亥天中殺は精神性が高く、気持ちを大事にします。目に見えるものより、見えないものを大切にできるような人です。目の前にお金と本(知識)があれば、お金でなく、本(知識)を選ぶような感じです。丙寅は明るさを宿命的に持ち合わせている人。希望に満ち溢れた人生になります。機知に富み前進力と発展性があり、多くの人から愛される不思議な力を持っています。どんな方向に行っても人並み以上にできる人で万能タイプです。

そして宿命に大半会をもち、リーダーシップのあるまとめ役となりますから園長は最適でしょう。これ!と決めたことは頑固に貫いていきます。攻撃的に感じるような行動力もあります。専門分野で新しい創造ができる人です。古賀さんは動物園でたくさんのアイディアを発案されました。子ども動物園や移動動物園、オサルの電車などです。やる!と決めたらとことんやる人ですから頼もしいです。

生月中殺もあり、これも人のために、動物のために生きるには最適です。自我を削ることで奉仕の心が表出し、世のため人のため動物のために生きる人生をつくる・・・。生月中殺のモデルのような人生です。中殺された車騎星はアスリートがよく持つ構造で、激しい行動力にもなるし、葛藤を超えると淡々とした風貌となります。この難しい中殺は、子どもの頃のあこがれや夢を仕事にすると大成できるので、夢=動物園という古賀さんにはうってつけの星でした。牽牛星も中殺され、これは役割に純粋に忠実になります。目の前の役割から逃げず責任を果たします。

天馳星の中殺は宇宙を飛翔するエネルギーが中殺によりスピードが減額され、ゆっくりマイペースになります。周りのために全力でがんばって空回りしたり、頑張れば頑張るほど裏目にも出やすいので、苦労も多かったでしょう。車騎星中殺と大半会の激しさ、行動力を天馳星が中殺されることで暴走を抑える意味もあるかもしれません。どのみち、コントロールが難しいことは確かです。中年期の天馳星は現実的に欲を出すと裏目に出ます。奉仕や精神世界が生きやすい世界です。動物園はいわば「命を守る場所」でもあり、「人に夢を与える場所」ですから奉仕と精神という意味ではいい場所だったでしょう。

「夢」を持つ人でもあります。若年期のエネルギーは「天恍星」で、ロマンと夢に憧れます。早熟な子どもにもなり早くから夢が現れたでしょう。そして宿命に「合」があり、これはロマン支合。自分の夢やロマンが生きがいになる人です。いくつになっても「夢」を忘れない生きかたになるでしょう。


そして動物園といえば、子供連れの家族で賑わう場所です。それは「子供」の視点で物事を捉える眼が必要な仕事でもあります。古賀さんのエネルギーは「天恍星」→思春期の青年と「天貴星」→小学校ぐらいの真面目な少年です。子どものエネルギーを宿命にもっているので、自然と子供と同調できるのでしょう。子どものころの感覚、心を忘れない人でもあります。

 この宿命で金銭欲、名誉欲など現実の欲にばかり目がくらんでしまっていたら人生が破綻していたでしょう。しかし、古賀さんはそのようなことなく、人に夢を与えるため、動物たちを守り、生きていかれました。

83歳で亡くなられた古賀さんの言葉より「弱いものを、かわいがる心を育てたい」

これが、生涯夢と奉仕に生きた人のあたたかいお言葉なのだ、と実感します。